きみの歌

きみが歌うのは きみの歌さ

すきな歌でいいんだよ


遠くにうかんでる雲

みんなはくじらの形と言ったね

だけどきみには竜に見えた

それでいいんだよ


ほら、耳をすませば

きみのこころで大きく咆える

竜のこえ


きみが歌うのは きみの歌さ

すきな歌でいいんだよ

きみが描くのは きみの世界

その世界でいいんだよ


森におちていた枝

だれかが剣にしようと言ったね

きみはそれで絵を描きたかった

それでいいんだよ


ほら、耳をすませば

心にさいた花が言ってる

ありがとう


きみがえらぶのは きみのドアさ

すきなドアでいいんだよ

きみが走るのは きみの道さ

もっと進んでいいんだよ


たまには止まっても いいんだよ

インゲン

1996年生まれ。作詞家を志してからというもの、架空の歌詞を書いています。

歌のない歌詞