オセロ/正反対の君と僕あなたが眩しくて影になる背中醜い捨てたいのに私自身だそうです触れたら火傷で済まないような陽に恋をしたもので抱きしめてみたくてあなたの背に回した手がまだ知らない影を読む照らし合えたことを知れば愛しさに惑う青春などこんなものと所詮平々凡々と知ったから今その真ん中であなたに会いたい「心などバグだらけの傷つくばかりのもの」あえかな想いが手を繋げば反対へと返る夢なら醒めないでチョコレートの匂い淡い陽だまりから名を呼ばれる十五時どうして僕なんかの言葉で表情が動くの陽だまりの落ちた日々ほど期待してしまう恐ろしくなる言葉だけを並べてもその瞳を前にはもう骨がへたるテストの答案なんて二の次になる「恋愛など恥だらけの直視に堪えないもの」逃げ出すその手を君に取られ反対へと返る盤上には成り行きの惨状が並んでいるどこか一つ誠実さを欲しがれば裏を見る傷を見せど強がれど間違いを選んだ気がするそれでも愛する勇気を青春などこんなものと所詮平々凡々と知ったから今その真ん中であなたに会いたい「心などバグだらけの傷つくばかりのもの」あえかな想いが手を繋げば反対へと返る(for 正反対の君と僕)2025.03.01 11:53
鏡あなたが嫌いで仕方なくて引っ掻いて叫んだ年の暮れそれが私の全てだった行き先を無くしたどうしたほらこの目を見て文句の一つでも宣え目に映り返る私は酷く醜かったねえこの震える手を今取ってくれ鐘が鳴るまでのダンスで嫌に胸ぐらのよれた長袖笑い合ってはみないかごめんね太陽と月花と海あなたは私奥底に焦げ付いた正体どうしようもない逃げ切れないいっそ美しいねえ血で汚れた爪同士で抱きしめ合ってみたいもう不幸など願わない一方で幸せすらご自由にして落ち葉が可哀想なものかおいでひとひらどうしてねえあなた一人でこんなに頭を支配して降り頻るシャワーの最中私は死にたかったねえ誰かメダルをこの首にかけてくれそれを許しの媒介にして手繰るように生きさせて晴れ間を知りたいんだごめんね愛と凶器風と土あなたは私掻き毟り消してしまいたい歪な形それを掬い今袖を通しほら憎んで止まない身体のままあなたに伝えてみたい大好きどうしてまたねあのね大好きどうしてまたねあのねごめんね太陽と月花と海あなたは私奥底に焦げ付いた正体どうしようもない逃げ切れないいっそ美しいねえ血で汚れた爪同士で抱きしめ合ってみたい死ぬほど怖いと胸が叫んでいるこの襖の向こうわたしが立っている2025.03.01 11:52
ローリンミー紙吹雪に手を振ってそれじゃあありがとう残るは答えの無い冒険不安だなんて出まかせほら足は今にも踊り出すほど未来を信じている昔歩道橋のあった交差点で逡巡何のために生まれてみたんだっけどうだっけ割に合わない給料汚れたスニーカー悲観するほどでもない生活あー久しぶりに百均でスケッチブックなんて買ってしまってどうしたわかってるんだ傷つきたくないだけでしょうどこへ、ローリンミー何を語ろう予想のキャンディを砕いて明日へ渡ろうどこへ、ロンリーミー誰になろうこの痺れるような気持ちは一体いつ以来何かを諦めて生きるには寿命が余る生き物に生まれている平常より混み合った電車にがっかり期待すりゃするだけ損する星どうやって笑えばいいのそりゃ恋のひとつもしたくなるわな映画のようにあーくたびれたスーパーで半額シールとマイフレンド柄になくも強く抱きしめたくなったこんなエンディング背伸びのフェンディ全部過程、過程だそう信じらんなきゃやってらんないだろうどこへ、ローリンミー私でいようゴシップもどこ吹く風投げ出すプライドどこへ、ロンリーミー強く願おうサヨナラ逆転のホームランそんな大団円紙吹雪に手を振ってそれじゃあありがとう残るは答えの無い冒険訳知り顔の天才も予想できないストーリーご覧、ご覧よカーテンの向こう揺れる人影静かにあなたを待ってるもう一人のあなたどこへローリンミー何を語ろう予想のキャンディを砕いて明日へ渡ろうどこへ、ロンリーミー誰になろうこの痺れるような気持ちは一体いつ以来何かを諦めて生きるには寿命が余る生き物に生まれている、きっと2025.03.01 11:49
誰かの天使/2.5次元の誘惑雷に打たれた日に私はもう匙を投げたあくびの後に心がここで生きると叫ぶので一心不乱だった何か大切なものがひとたび風が吹けば消えてなくなりそうでそれ以外の全ては指をすり抜けていったそれがおかしくて笑った誰かの目にはくだらない光を信じて止まないこの身が焼け落ちそうなほどの愛未だに世界を知らない盆暗な私でいいアイアム誰かの天使金が居場所があなたが欲しくて手に取る武器が思いがけず美しくそれそのものに生かされて心配無用そうだ私の醜さなら嫌というほど見てきたけれど値引きしないのですあなたが信じるならシンデレラになれるわ背中を押してくれますか散々どうぞ構わないいよいよ何も怖くない今を踊るわさよなら未来手元には一つしかないそれさえ失ってもいい空っぽでこそ天使ただ好きって愛しいってそれだけで混沌を持ち寄ってあなたに絡む鎖を割ることだってできるわ、私誰かの目にはくだらないそれでもいい未だに世界を知らない私でいい欠けていようが美しいそう信じている限りアイアム誰かの天使(for 2.5次元の誘惑)2025.03.01 11:48
逃走経路ねえ僕ら冷えた車でどっか優劣も勝敗もない場所へ逃げようさあ目下あの橋を越えよっか街灯を何個くぐったか数えよう背後にサイレン悪いことしたっけ生きてるだけで誰かに申し訳がない音楽で彩ってライトで尾を引いて逃走経路をそれじゃあ行こうか明日にはお別れ幸せは目の前気まずい静寂(しじま)であなたを教えてしとり落ちる雨何かへのファンファーレどうか泣かないで夢よ全て叶え 傷つけた貶してしまった括り付けて傍にいたかった声が聞こえるもう大丈夫だってひどい想像で堰き止めた本心の方へ片手で舵切って道なんて運任せ見つめている荒れた肌をふと窓を開けて呼び込めば夜風我儘を言わせてノイズに紛れて今向こうのガードレール突っ込めば終われる儚さの延長線歌を歌う朝までルララルラ遠く、遠くルララルラ行けるあなたならば伸びていく10号線あと5分で日の出そしたら降ろして私を忘れてどこまでだって行って疲れたら止まってその柔い声で最後に名を呼んで2025.03.01 11:46
もしも飛ぶなら/ハイキュー!!気づいてしまったどうやら僕らに残った時間は吹けば飛ぶ灰のようでそれほど強く燃えている気づいてしまったどうやら君の手を取って以来はフィクションよりも眩しく陽が昇るもしも飛ぶならその「至らなさ」は捨ててくれるな羽根の一枚でしょう?僕らの体全て浮かした羽ばたきを今奇跡とも思えないのです今に、今に見たことのない高さでこの星を見る光、光その真ん中に踊るように羽根が舞う気づいてしまったどうやら成り行きで立ってる今日は神様のタクトが導くストーリーの途上気づいてしまったどうやら君が蹴破った襖嬉しく思えてお返事の爪を研ぐもしも跳ぶなら苦しみのない場所へじゃないそれすら愛しい場所へもしも跳ぶなら殺されてもいい好奇心に楽しかった、それだけだった期待、期待まだ触れてたいチャンスの裾を掴んでいる痛み、痛み生きてる証瞳は闇を探るもしも飛ぶならもしも跳ぶならもしも飛ぶなら遠く遠くまでもしも跳ぶならもしも飛ぶならもしも跳ぶならきっと今日みたいな日だ今に、今に見たことのない高さでこの星を見る光、光その真ん中に踊るように羽根が舞う期待、期待まだ触れてたいチャンスの裾を掴んでいる痛み、痛み生きてる証瞳は闇を探る(for ハイキュー!!)2025.03.01 11:44
理性恋と気づいたときに悔しくなった私の負けです鏡を見る回数増えたぶんだけ思い出してるこんなままじゃと焦る今更な努力楽しくなっていく50点のオムレツ味見してる…愛してるねえもっとね、もっと私だけのために生きて言えないけど、思っちゃうのは理性のプラズマねえダーリンあなたを想っておかしくなれるよたまに顔を忘れるほどに好きでいるよねえダーリン明日可愛くなくなったとしてそれでも大切ですかねえ大好きねえどうしてね、どうしてこんなにも目が合わずいるの私ばかりおかしくなって理性のプラズマねえダーリンあなただけの魔法でいたいよ嫌なこと忘れさせるよ多分だけどねえダーリンどうして言葉もなく見つめてるの不安が募ってばかりねえ本当はわかっているよ心のどこかでそれでも探してみるよ少しずつ私であなたでよかったそんなエンディングそんな奇跡のことねえダーリンあなたを想っておかしくなれるよたまに顔を忘れるほどに好きでいるよねえダーリン明日可愛くなくなったとしてそれでも大切ですかねえその続きを言えないけど思っちゃうのは理性のプラズマ大好き2025.03.01 11:42
許せないまま今にも底の抜けそうな螺旋階段の先へあなたに会いに行くのですいったいいつからあなたに謝っていなかったかわからないまま踊っていますねえ生きていいんだと分かったことの嬉しさを伝えたくて巡る血で痺れていく頭ねえ笑っていいんだと分かったことの嬉しさに踏み込んだそこに地面があると信じてどんな地獄のパロディの中にいた時もずっと息は続いて生かされてやおら間違いに気づいて戻らない時計を齧る誰もがそこで晴れ間を知るねえ迷っていいんだとわかったことの嬉しさを謳歌して行き止まりに打ちつける頭ねえ怒っていいんだとわかったことの嬉しさに身悶え声を荒げて遊んでいますねえ生きていいんだと分かったことの嬉しさを伝えたくて巡る血で痺れていく頭ねえ笑っていいんだと分かったことの嬉しさに踏み込んだそこにあなたがいたら、ああ生きていい私は……生きていい笑っていいきっと許せないまま愛し合えるきっと2025.03.01 11:41
憧れ夜の河辺帽子で掬って鼻を摘んで飲み込んで街の有線とんだニューウェイヴ遠くに終電砂利の上寝返りで切った頬諦めてないよいるんだろどこかにあなたが駆けて、ああ駆けて夢は憧れ明日にはどうなっているかも知らずに息で、その息で世界と混じって隠れるあなたの光を暴きに行こう足の裏へ食い込むガラスへ舌を打って夜は峠大脳で食むインターネットねえ教えて幸せって?吠えて、ねえ吠えて悴む肺へ何年後まで生きているつもりだい全て、もう全て思い出して見る物全てが愛しかったはずだろうが愛されたい眠たいどこかへ行きたいこの世にいてもいいって許しが欲しい駆けて、ああ駆けて夢は憧れ明日にはどうなっているかも知らずに息で、その息で世界と混じって隠れるあなたの光を暴きに行こう教えに行こうその美しさを2025.03.01 11:39
普通エアコンの温度を彷徨うような普通に憧れどうしようもない特別だけが私を飼ってる半額のシールを探すような夕暮れあなたは知ってる?生まれ間違ったわけじゃないただあなたが眩しい蛇のとぐろで息をするように守られたってそれが愛だとわかるには子ども過ぎています日の当たる春なんでもない喧騒の最中へ踊るように戦うあなたの背中を夢見て声を上げればそれが歌になるような奇跡を教えて、教えて、教えて普通の運命休日の昼下がり目を擦るときの怠惰と何も与えられず生きる軽さだけ探してる手放せずに握った幸福の毒が回るその手を握るために下ろした荷物と過去御伽噺のように羽は生えないからこの足で旅を楽しむ権利だけ大切に背負って傘も差さずに雨を走る人生のイレギュラーその向こうで笑うあなたとただのくしゃみをピアノが弾けないあなたが音楽になる奇跡を教えて、教えて、教えて普通の雷鳴裸足で駆け出すさらば血小板もう私は普通になります齧るハッピーターンちゃちな冒険譚もう私は普通に最高です日の当たる春なんでもない喧騒の最中へ踊るように戦うあなたの背中を夢見て声を上げればそれが歌になるような奇跡を教えて、教えて、教えてねえ教えて知らない鳥の鳴き声の名前とともにあなたの目に映る普通のすべて2023.05.24 15:08
BOTTLE銀の風が撫でていく前髪がくずれていくそれはどこか甘いような柔いような午後信号待ちを埋めていくビルの間駆けていく無邪気な声の向こう晴れ間とただ目が合う目の前を踊る元素があなたとわかる魔法100年の夢を見てるんだもう行こう怖くないさどんな終わりを選びたいのか気づいていたんだ本当はずっとひどく不完全なこの入れ物を愛していたんだ本当はずっと奇跡が退屈になって当然と呼んだ日を退屈が愛おしくなってその手を取った日をこの肌の端まで愛せずにいた夜一筋の糸をただ手繰るように生きてその続きを教えてどんな終わりを選びたいのか気づいていたんだ本当はずっとひどく不完全なこの入れ物を愛していたんだ本当はずっと目の前を踊る元素があなたとわかる魔法100年の夢を見てるんだもう行こう怖くないさどんな終わりを選びたいのか気づいていたんだ本当はずっとひどく不完全なこの入れ物を愛していたんだ本当はずっと2023.05.21 11:58
人狼の箸使い昼飯にしようか親子丼がいいな幸せねと笑うあなたでしたきっと夜になったらあなたはもう胃の中その時私は笑うでしょうかただ生きるただ生きる鶏の親子もあなたも綺麗な最期をオオオアオ恨むも人の業オオオアオ私を追うのならオオオアオ騙すも牙の鞘オオオアオまた腹が減ったなああほら夜が来るデニムを押し退ける尻尾が生えてくる尊い命に手を合わせましょう朝が来たら街は悲しみに暮れていたいるはずの人が居ないと泣いた昼になればそれは怒りへと変わったこうなりゃもう笑う他にないなただ生きるただ生きるほら味付けもレシピも贅沢なことよオオオアオ真偽も人の業オオオアオ占ってやろうかオオオアオ本音は牙の裏オオオアオ晩餐にしようかああほら鐘が鳴る上顎が浮いて涎が垂れてくる非道な定めに手を合わせましょうあなたは悪くないそういう生き物に生まれただけわたしは悪くないそういう生き物に生まれただけオオオアオ恨むも人の業オオオアオ私を追うのならオオオアオ騙すも牙の鞘オオオアオまた腹が減ったなああほら夜が来るデニムを押し退ける尻尾が生えてくる尊い命に手を合わせましょうオオオアオアオアオアオアオアオアオ2023.05.21 11:54