隙
探したって探すだけ途方も無い
奇跡と突然ぶつかる日が
続いた日常に紛れてたって
あまりに眩くて思い出す
何気なくこの耳を掠めてた
恋を語る歌たち全てが
こんなに正しいとは知らなかった
「あなた」が輪郭を持った
こんなにも言葉にすることが
恐ろしいことはないよ
君の眉がどう動くのか
考えてしまうのさ
こんなにも激しい気持ちなら
持たなきゃ良かったと
思う隙すらその笑顔に
やられてしまったんだよ
背筋だって伸ばすような癖もない
ストリートの真ん中を
君だけでしゃんとしたくなる
駄目だもう抗えない光
透明なコップには水道水
君の隣飲み干すそれが
やけに内側を撫でるみたいでさ
澄んだその瞳は魔法
こんなにも素直になることが
軽やかなことはないよ
ここにある緩い空気は
君がくれたもの
こんなにも醜い私なら
治さなきゃいけないと
焦る隙すらその心に
やられてしまったんだよ
こんなにも言葉にすることが
恐ろしいことはないよ
君の眉がどう動くのか
考えてしまうのさ
こんなにも激しい気持ちなら
持たなきゃ良かったと
思う隙すらその笑顔に
やられてしまったんだよ
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