壊れたすべて
私ね、ここまで来たよ
目が見えなくなって
片腕を失くして
それでも来たよ
あなたに会うため
そのためだけに
最後の力で
手を伸ばすから
どうか握って
連れて行ってね
空の向こうへ
ねえ、運命って
ランダムかな
私も必然かな
でも、そうだとしたら
あなたに会うために
通った道の
すべてを愛してる
あなたの声が響くよ
それがあなたとわかるよ
泣かないでよ
涼しい風と
崩れる膝が
言葉の代わりよ
浮かんでく体と
固い指の手触りで
温かくなる
この心ごと
二人だけのもの
ねえ、この星って
見ているのかな
私たちの時間を
ああ、そうだとしたら
一粒分けて欲しい
その記憶たちが
詰まった砂を
ルルル タラッタ
イメージで踊るわ
あなたの腕の中で
ルルル タラッタ
暑さと寒さが
混ざる空の上で
ねえ、運命って
ランダムかな
私も必然かな
でも、そうだとしたら
あなたに会うために
通った道と
壊れたすべてと
温かい肌の
すべてを愛してる
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