陰と陽

ふたつある

夏冬の境が

見えているみたいだ

相容れぬ二人だ


光が

差し込んだある朝

晴天と歩幅が

前へと急かしてた


君のためなら 歌えるよ

大丈夫って歌だ

君が笑うなら 本望さ

先に行ってる また合流しよう


跳ねるサッカーボール

ピチカート 舞う陽光

纏う影に手を振って

BYE フェアウェル

忘れないでいよう

この感情 ヨーソロー

どんな未来も僕も

愛せるよ


光が

落ちた後の部屋が

待っていたみたいだ

眠っていたいかな


僕のためなら歌えるよ

許せないって歌だ

深く潜ったって 見つからない

わかって欲しい 誰か僕を


響くカーテンコール

ファルセット 飼う想像

金縛りで見た夢よ もう一度

嫌わないでって

縋る表情 もう屋上

這ってでも前へと急かして

血みどろで


ふたつある

夏冬の境が

見えているみたいだ

相容れぬ二人だ


ふたつある

どちらにも希望と

一輪の言葉を

生きていてありがとう 

インゲン

1996年生まれ。作詞家を志してからというもの、架空の歌詞を書いています。

歌のない歌詞