moon

ただ体の力を全て抜いて

きみと幸せだねって笑いたい

その次の夜に同じように

また笑っていたいのさ


優しさで満ちた時間を

退屈とも呼ぶその時間を


強くなれない君のこと

優しくなれない僕のこと

真面目になれない君のこと

無邪気になれない僕のこと


ぜんぶお月さまは見ている

ぜんぶ知ったうえで

そのままで大丈夫と

僕らを守っている


ただ予定もない空っぽの時を

きみと幸せだねって笑いたい

夢も不安も恐怖も

まとめて抱きしめるのさ

大人になった後も

華やぐことを忘れずいよう


ほんとうは全部

どうでもいいことなのさ

どんな最悪の先にも

道は続いていて

温かい毛布と風呂が

君の帰りを待っている


怒られたって

嫌われたって

捨ててしまったって

逃げ出したって

どんな君でも愛していること

どうか伝わりますように


ただ体の力を全て抜いて

きみと幸せだねって笑いたい

その次の夜に同じように

また笑っていたいのさ

優しさで満ちた時間を

退屈とも呼ぶその時間を


3日後には忘れるような

些細な時間をあなたと

インゲン

1996年生まれ。作詞家を志してからというもの、架空の歌詞を書いています。

歌のない歌詞