君に嵐

積み上げたもの崩れたって

君が重ねた過去が光って

落ちないように支えたんだね

ほら笑って


螺旋階段を上るように

変わらない日々に見える景色

その実君は登ってきたんだ

ここまで


誰も気づけない純な善意

祈る心と意志の向こうに

嵐のように渦巻く愛が

遠くへ運ぶ機を伺った


あとは体を

風に任せて飛ぼう

今日までの君が祝ってる


怖くてもまだ進めるよって

消えることなく照らす火種

本当は強い人なんだね

ほら笑って

吹き荒ぶ追い風を受けて

浮いた体はさらに向こうへ

報われる日は今日だったんだね

ほら笑って


こんな私じゃと迷う夜に

赦しがたいひとつの自分に

君は答えを与えたがったんだ

それから


とても飼うことのできぬ狂気

まるごと持って進める勇気

みんな一人で見つけてみせた

小さな風が渦巻き始めた


あとは心を

神に委ねて

行こう

いつの日か君が祝ってる


壁が壊れる時は得てして

突然だって幾度唱えて

優しく在ろうともがいていたね

ほら笑って

積み上げたもの崩れたって

君が重ねた過去が光って

落ちないように支えたんだね

ほら笑って


あとは体を

風に任せて飛ぼう

今日までの

全ての君が祝ってる


吹き荒ぶ追い風を受けて

浮いた体はさらに向こうへ

報われる日は今日だったんだね

ほら笑って

積み上げたもの崩れたって

君が重ねた過去が光って

落ちないように支えたんだね

ほら笑って

インゲン

1996年生まれ。作詞家を志してからというもの、架空の歌詞を書いています。

歌のない歌詞