Capricorn

また助手席に座らせてよ

お気に入りの曲をまた流すよ

とても優しく弱い人

星が似合う人


友達みたいに笑ってよ

深夜のラーメンを憶えているよ

カーナビを無視して行こう

冒険していよう


危ういバランスで光る

その奇跡を受け継いだ

ただ一人


まだ光れ 淡い冬の星

迷子の肩を包めるほどに

ただ光れ 優しい瞳に

あなたを映せるほどに


誰の呼び掛けも聞くなと

叩くように背を押してくれた

一人の重さで生きることを

教えてくれた


溢れんばかりの愛は

言葉にならないとしても

そこにある


まだ光れ 白む明け星

あなたを空に刻むように

ただ光れ 絡む影すら

優しさに還すほどに


灼熱の愛持て余す

凡人をなぞって生きてる

隠さないでよその輝きを

あなたのいない夜空は

今もどこか寂しそうなまま


まだ光れ 淡い冬の星

迷子の肩を包めるほどに

ただ光れ 優しい瞳に

あなたを映せるほどに


また助手席に座らせてよ

お気に入りの曲をまた流すよ

空を見上げ思い出すよ

どうか幸せで

星が似合う人


インゲン

1996年生まれ。作詞家を志してからというもの、架空の歌詞を書いています。

歌のない歌詞