JUSTICE

窓の外枝で引いたコートのドッジボール

笑い声チューバの音

教室には僕たちだけ


くたびれたリュック背負う帰り道で

楽しげに笑うお前は

友達


バイバイ手を振る僕ら

別れ道の向こう

悲鳴と助けを呼ぶ声

駆け出すお前の知らない僕


JUSTICE is here

ショッピングモールの屋上駆け抜けて

飛び込む勇気を街が待ってる

JUSTICE is here

寂しげな眼の悪

ああ僕はヒーロー


ホームルーム冗談で盛り上がる中心の

眩しくも見えるお前は

友達


バイバイ手を振る僕ら

別れ道の向こう

見つけた僕なりの居場所

仲間とお前の知らない僕


JUSTICES are here

ネオンライトの破片掻き分けて

飛び出す背中を押した歓声

JUSTICES are here

何度でも守り抜く

僕たちはずっとヒーロー


朝焼け

人影

見慣れた

笑顔だった

世界を

欲しがる

寂しげな

お前は

友達


JUSTICE is where

コートのない命のドッジボール

悪の笑う声サイレンの音

JUSTICE is where

包む歓声盛り上がる中心で

ただ独り嫌われたお前は

僕の友達


何も奪えなかった

友達

僕が奪った命

友達

寂しげに笑ってた

友達

朝焼けに溶けていく

友達


窓の外枝で引いたコートのドッジボール

笑い声チューバの音

教室には僕だけ

あの声の空耳

インゲン

1996年生まれ。作詞家を志してからというもの、架空の歌詞を書いています。

歌のない歌詞