BOTTLE

銀の風が撫でていく

前髪がくずれていく

それはどこか甘いような

柔いような午後


信号待ちを埋めていく

ビルの間駆けていく

無邪気な声の向こう

晴れ間とただ目が合う


目の前を

踊る元素が

あなたと

わかる魔法


100年の

夢を見てるんだ

もう行こう

怖くないさ


どんな終わりを

選びたいのか

気づいていたんだ

本当はずっと


ひどく不完全な

この入れ物を

愛していたんだ

本当はずっと


奇跡が

退屈になって

当然と

呼んだ日を


退屈が

愛おしくなって

その手を

取った日を


この肌の端まで

愛せずにいた夜

一筋の糸をただ

手繰るように生きて


その続きを教えて


どんな終わりを

選びたいのか

気づいていたんだ

本当はずっと


ひどく不完全な

この入れ物を

愛していたんだ

本当はずっと


目の前を

踊る元素が

あなたと

わかる魔法


100年の

夢を見てるんだ

もう行こう

怖くないさ


どんな終わりを

選びたいのか

気づいていたんだ

本当はずっと


ひどく不完全な

この入れ物を

愛していたんだ

本当はずっと

インゲン

1996年生まれ。作詞家を志してからというもの、架空の歌詞を書いています。

歌のない歌詞