2021.12

木造 築55年交差する電線泣きそうなほどに温かく懐かしい声響くこのまま差し込む光に溶けて消えても悔いはないわ贅沢すぎるほどにぬくもりをいただいた日々国道 10号線沿いどうかしてる生活鬱陶しいほどに賑やかにいとおしい声響く過ぎ去った青春を想うたびにまだその最中にいる乱雑すぎるほどに...

雨があがってグレイに混じる金の模様狐の嫁入り目掛けて捻るエンジンあの日の僕に笑えるようになりましたって伝えたら笑ってくれるかもね高速道路で窓を開けよう吹き込む風に歓声をあげよう陽気な音楽ボリューム上げようランドマークを指差し笑おうない、ないさもう心配いらないのさ明日の会社を忘れて...

ぼくは⬛️⬛️⬛️⬛️あなたが⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️とても⬛️⬛️⬛️⬛️ぼくには⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️ああもうこのせかいをどれほど⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️ああもうあなたのわらったかおをみるだけで⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️...

靴越しのアスファルトの硬さを何となく知っているように高い場所で風にそよいでいる葉っぱの手触りがわかるように忘れないで切り離せない全てと生きているそうさ君の賢さの正体はその体すべてああ生きて生きていてよただ生きて生きていてよ全身全霊の君で全身全霊の君を待ち受ける会議の億劫さを考えま...

「テレビの向こうのミュージシャンが流行りの曲のすばらしさを心底楽しそうに語っていたわたしはそのすばらしさよりはるかに浅い場所で同じ曲を愛していた愛してしまってごめんなさいと心のどこかが叫んでいた」音楽は音楽を愛する人のためのものか音楽は暗闇でもがく人のためのものか音楽はひとときも...

投げた紙飛行機にしたためたのはあなたの命のことあまりに美しくて言葉が追いつかない募る愛おしさが時を早巻きにして遠くて届かない想いでも祈ることが僕らを繋ぐ眩しさその景色にいるあなたが笑っていたこといつまでも覚えていたい投げた紙飛行機は道半ばで落ちたそれでもいいと思えたあなたの命のこ...

色々やってみたさ僕なりの歩き方ぜんぶ中途半端ダサいくらい些細な挑戦戦っているつもり色々通り抜けて増えてったトラウマ痛みを避けて歩くだけじゃ着けない場所に憧れているつもりこのまま何者にもなれないでこのまま死んでくのが怖くて「やるだけやった」の称号だけかき集めるこのまま変わらない日々...